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山陰海岸ジオパークトレイルを歩いてみた(後編)

山陰海岸ジオパークトレイル

山陰海岸ジオパークトレイルを歩く(後編)

時は2016年12月9・10日、曇り時々雨の天気の中、山陰海岸ジオパークトレイルを歩きました。
山陰海岸ジオパークトレイルとは、鳥取県の東浜駅から鳥取駅までの約40Kmを一般道路と遊歩道をつないだコースです。

山陰海岸ジオパークトレイルの特徴
本コースの大きな特徴は、山陰海岸ジオパークの景観を楽しみながら歩ける、飽きることの無い景観です。全国的にも有名な鳥取砂丘と浦富海岸もコースの一部です。
もちろん、ロングトレイルの特徴である「自然歩道を中心としたルート」で構成されているため、豊かな自然はもちろん、日本海に育まれた漁村の風景、歴史文化といった日本海沿岸の原風景も存分に楽しめるコースとなっています。
山を歩きながら、日本海を眺める事が出来るという非常に贅沢なコースは、疲れを忘れさせてくれるような感動を与えてくれるでしょう。
山陰海岸ジオパークトレイル



2016年12月10日(土)
二日目はコース図のコース6とコース7(鳥取砂丘から鳥取駅)までの18Kmほどを歩きます。
夜中は強烈な風と雨の音で何回となく目を覚ましました。しかし、朝方になると風も雨も収まってきていましたが、テレビのニュースでは一日中雨予報。
少し遅めの8時半頃に、合羽を着て宿を出発。
あまり合羽は着たくありませんでしたが、着てみるともう雨の心配をすることが無くなり、防寒的にも心理的にも良かったです。
もう雨は怖くありませんが、この日はパラパラ、ザッ―を繰り返す曇天でした。


多鯰ヶ池は鳥取砂丘のすぐ南に位置しています。
池の周囲3.4kmで、流入河川も流出河川もない閉鎖水域とのことです。


多鯰ヶ池南側からの鳥取砂丘の眺め。


コースから外れてコンビニへ。
朝食と昼食を購入しました。
往復約2Kmほどの寄り道となりました。


林道摩屁山線。
ここで初めて「山陰海岸ジオパークトレイル」の案内を見つけました。
少しづつトレイルの整備が進んでいるようです。


コースはここを入っていくようです。
普通にここまで歩いて来たならば、行き止まりと思います。


摩尼寺に到着。
門前町がいい感じです。
落ち葉に埋もれた廃れた林道を歩きますが、ほとんどは舗装路となります。
事前にコースを把握しておかないと迷いそうな場所が、二か所ありました。
この辺りは梨濃園が多くありますが、季節ではなかったので静まり返っていました。

難易度:★★ 全長:9.0km 目安歩行時間:130分 高低差:約160m
鳥取砂丘から多鯰ヶ池を経て摩尼寺までがコース6。
コンビニに寄ったりしたので約180分掛かりました。


摩尼寺に向かって右側にルートはあります。
ついつい門前の方へ歩いてしまいます。


標高263メートルの久松山頂にある山上の丸。
鳥取市内が一望できます。
秀吉による「鳥取の渇殺し(かつえごろし)」と言われる兵糧攻めがありました。


仁風閣といって、時の皇太子(大正天皇)をお迎えするために旧藩主の池田家が建てたそうです。

前半はほとんど山の中で、後半は鳥取の市街地を歩きます。
前日に比べ景色はよくありません。
最後の鳥取城跡くらいでしょうか。
摩尼寺から進んだところでは、丸太橋を渡ったり、急登したりとかなり息が上がりました。

難易度:★★★★ 全長:8.3km 目安歩行時間:175分 高低差:約260m
摩尼寺から久松山を経て鳥取駅までがコース7。
かなり鳥取城跡で時間を取り、約2Kmのコースミスもあったりして約310分を要しました。
歩行距離は22.3Km。

コースミスなどもあり、合計で48Kmほどの歩行距離となりました。
コースが曖昧なところがあるので、もう少しちゃんとしたコース図が欲しいところです。
また、コースの整備も必要なところが何か所かありました。
コース全体としては、変化に富んいて楽しめる印象です。
3,4,10,11月あたりに歩くのが一番良い時ではないでしょうか。

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