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永作博美主演、連続ドラマW『沈黙法廷』のあらすじ・感想など

ドラマ

私的評価

WOWOWの連続ドラマ『沈黙法廷』を観ました。
Amazonプライムビデオでの視聴です。

なぜ主人公の美紀は沈黙したのか、その理由が分かった最後の最終陳述は胸を打ちました。
スッキリとハッピーな終わり方に安堵しました。

WOWOWの連続ドラマにハズレ無し、良かったです。

★★★★☆

作品概要

原作は佐々木譲の同名の小説です。
監督は村上牧人、東田陽介。
脚本は尾崎将也、三浦駿斗。
主演は永作博美、共演者には市川隼人、田中哲司、杉本哲太ほか。

2017年秋にWOWOWで放送されました。全5話。
連続する老人の不審死。捜査線上に浮上したのは家事代行の女だった。永作博美主演で描く、刑事・法廷ドラマが融合した傑作ミステリードラマです。

作品の紹介・あらすじ

『廃墟に乞う』『警官の血』『制服捜査』と、多くの警察小説を手掛けてきた直木賞作家・佐々木譲の同名小説を初のドラマ化。連続する高齢者の不審死の容疑者として浮上したのは家事代行業の女・山本美紀だった。彼女は心清き“家政婦”なのか、それとも高齢者の財産を狙う“悪女”なのか。本作は、事件を捜査する所轄刑事の視点と、美紀の担当弁護士、さらには突然音信不通になった美紀のことが忘れられない青年の視点が加わっていく、まさに、丹念な捜査と、緊迫の法廷劇を通し、複数の視点から実像を浮かび上がらせていくリーガルサスペンスだ。

主人公・美紀を演じるのは永作博美。「ドラマW 蛇のひと」では失踪した上司の行方を探る会社員、「連続ドラマW 私という運命について」では1990年代の大企業という男社会で葛藤しながらも必死に生きる女性総合職第1号のビジネスウーマンを演じた永作が、みたびWOWOWのドラマに登場。接した人ごとに違った人物像を抱かれる美紀という難しい役柄を演じる。市原隼人、杉本哲太、田中哲司など豪華キャストも集結。監督は「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」の村上牧人ほか、脚本は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の尾崎将也ほかが担当。

連続ドラマW

感想・その他

原作の佐々木譲と言えば、やはり警察モノでしょうか。警察モノに関しては、ほとんど読んでいると思います。そして私が彼のファンになった理由は、NHKのドラマで観た『エトロフ遥かなり』と『ストックホルムの密使』を観たからです。NHKのドラマに出来が良く、ぜひ小説の方も読みたくなり、そしてファンになりました。上記2作と『ベルリン飛行命令』を合わせて、第二次大戦三部作となっております。そんな佐々木譲原作の法廷ミステリー小説を原作としたのが、このドラマとなります。元々は2015年から翌年に掛けて新聞で連載された作品でした。私の購読している新聞でも連載されていましたが、当時はまったく気付かずでした。

主演は永作博美さん。非常に地味な女性を上手く演じていますが、そもそも彼女はそういう役が多いように感じます。犯人なのかそうでないのか、無実になり最後にニヤリと笑う、そんなエンディングが似合いそうな永作さん。そういうエンディングだけは嫌だなと思いながら観ていました。

主人公・美紀の元恋人役で、彼女を一途に信じる高見沢を演じるのが市川隼人さん。「熱い男」ってイメージの彼ですが、今回も静けさの中にそんなイメージがほとばしっていました。この役でボーズ頭になったのか、頭髪の薄さが目立ってしまい、それが気を取られて仕方ありませんでした。

良識ある刑事役には杉本哲太さん。我々世代の人間には、横浜銀蠅グループのバンド「グリース」が頭に浮かびます。彼はなぜか、いつも右腕だか左腕だかに包帯を巻いて歌ってましたね。当時、そんな不良チックバリバリの彼が、こんな立派な役者さんになるとは夢にも思いませんでした。出演作の多さから、今では超売れっ子俳優さんと言っても過言ではありません。私の中では、我が永遠のアイドル薬師丸ひろこさんの夫役で出演していたドラマ、『ミセスシンデレラ』が印象に残ってます。因みに、私と同じく最近では白髪頭で、歳は一つ下です。

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