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奥浩哉原作、TV連続アニメ『いぬやしき』のあらすじ・感想など

TVアニメ

私的評価

木梨憲武主演の実写映画も始まる直前、なにかと話題になっていたところで、AmazonプライムビデオでTV連続アニメ『いぬやしき』の無料視聴の宣伝が入っていました。

それならと、観てみることにしました。荒唐無稽と言えばそれまですが、いろいろと考えさせられるものがありました。絵が好きではありませんが、かなり楽しめました。

★★★★☆

作品概要

原作は奥浩哉の同名の漫画。
総監督はさとうけいいち。
監督は籔田修平。
声優陣には、犬屋敷壱郎に小日向文世、獅子神皓に村上虹郎です。

全11話。2017年10月よりフジテレビで放送されました。
第一話「犬屋敷壱郎」
第二話「獅子神皓」
第三話「安堂直行」
第四話「鮫島」
第五話「獅子神優子」
第六話「2chの人たち」
第七話「渡辺しおん」
第八話「犬屋敷麻理」
第九話「新宿の人たち」
第十話「東京の人たち」
最終話「地球の人たち」

作品の紹介・あらすじ

定年を間近に迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け自暴自棄になる。

その晩、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は人間を遥かに超越する力を手に入れることに。

一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神皓は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。
自分の意に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。

人間の本質は善なのか、それとも悪なのか…?
強大な力を手に入れた2人が、いま、それぞれの想いで動き出す――。

テレビアニメ「いぬやしき」公式サイト

感想・その他

知らないうちに死んで、兵器ユニットを搭載する機械の体にされた犬屋敷壱郎と獅子神皓。それぞれ対照的な手段で自分の存在意義を見出そうとします。とくに高校生の獅子神皓は、殺人鬼になったり人助けしたりと情緒不安定。愛する人や守ってあげたい人の意見に左右され、人に頼られたいという気持ちが自分の存在意義なんでしょう。犬屋敷壱郎はこれまでの60年近くの人生により、人の役立つことに自分の存在意義を見つけます。機械になった、そんな二人のエピソードが続き、後半のクライマックスへ。

日本、地球を破壊しようとした獅子神にも、守りたい人間がいました。最後、地球を破壊できる力を持った犬屋敷と獅子神は、地球を救います。

「あのとき、あの公園に、君はなんで居たの?」
知りたかったこの答えは、結局分からずじまいでした。

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