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Amazonオリジナルドキュメンター『EAT. RACE. WIN.』のあらすじ・感想など

テレビ番組

私的評価

Amazonオリジナルドキュメンター『EAT. RACE. WIN.』を観ました。
Amazonプライムビデオでの視聴です。

ドキュメンタリーの半分は、このレースの裏舞台の「食」の話。そしてもう半分は、選手たちの移動バスの中や、監督が乗るチームカーの中。その中で、なにが話されているのか。こちらの方が、自転車乗りには興味深いかもしれません。

★★★★☆

作品概要

Amazonビデオで2018年の配信されました。全6話。
もうちょっとなんとかならないのかと思う邦題は『食べて 走って 勝って~レースに勝つための食事~』です。

このドキュメンタリーの舞台は、世界で一番有名は自転車レースである2017年度のツール・ド・フランス。それに出場したUCIプロチームのオリカ・スコット(2018年はミッチェルトン・スコット)の専属女性シェフ・ハンナ・グラントに焦点を当てたドキュメンタリー番組です。

作品の紹介・あらすじ

「食べて 走って 勝って ~レースに勝つための食事~」では、世界が注目する年に1度の大会ツール・ド・フランスに隠された、ある挑戦を追う。それは、競技界で最高の料理人として知られるハンナ・グラントが、オーストラリアのプロチームであるオリカ・スコットに“勝つための食事”を提供するという、もう1つのレース。21日間のレースで限界まで力を出し切るために欠かせないものをハンナが教えてくれる。

Amazon Prime video

感想・その他

私は今まで、選手たちは滞在したホテルが用意した食事をたべているもんだと思っていました。でも考えれば分かりますが、自転車レーサーはそこらに売っている食べ物をなにも考えずに食べられないんですね。薬物検査で陽性が出てしまったら大変ですから。多分、そういうこともありチームは専属のシェフを雇って料理を作ってもらっているんでしょう。このハンナ・グラントも食材の調達の時には、農薬を使っているのかどうかをとても気にしていました。

食材の調達も、事前に購入している訳ではなく、その日その日で調達しているんです。テレビでレースだけを見ているだけは絶対に分かりませんが、選手が走るルートとは別に、その他スタッフがゴール地点まで行くルートも決められています。そのルート近くの農場や市場、チーズ工場にワイン製造所などに寄り、食材を求めていました。その彼女らが乗るのが、赤い「ハンナ・グラント」と書かれた厨房がついた大きな専用調理車。これに乗って、選手たちと一緒に各地を回ります。

このドキュメンタリーの中で、特に印象深かったのが、とある選手の言動。マッサージを受けながら「早く終わらして家に帰りたい…」と言って目頭を拭っていたこと。ツールに出場することは名誉なことなんでしょうけど、それを早く終わらせたいと思わせる過酷さが、このレースにはあるんでしょう。
また、家族に会えない一か月も辛いんでしょうね。

このツールで新人賞と総合7位を獲得したオリカ・スコットのサイモン・イエーツは、今年(2018年)のブブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝しました。監督もハンナも喜んでいることでしょう。

『食べて 走って 勝って~レースに勝つための食事~』

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