登山用GPSアプリ「ジオグラフィカ」とは
登山用GPSアプリ「ジオグラフィカ(Geographica)」をウォーキングで使っています。
─『表示するだけ』で地図を保存。携帯圏外の山奥でもGPSとして機能します。Androidでも、iPhoneでも。
新世代の登山用GPSアプリです。
ジオグラフィカ(Geographica)は、オフライン環境でも使える『キャッシュ型オフラインGPSアプリ』です。一度表示した地図は自動でアプリ内に保存されます。携帯圏外の山奥でも海の真ん中でもスタンドアローンで動作し、地図表示とGPSナビゲーションを実現します。
あなたのスマートフォン(iPhone、Android)にインストールするだけで登山用GPSとして機能し、アウトドアライフをサポートします。
GPSアプリ使用の経緯
以前にSIMカード無しiPhoneでも使っていましたが、ログもキチンと取れてスマホの便利さとこのアプリの凄さを実感。そして、今年(2016年)の2月に、私も遅ればせながら正真正銘のスマホユーザーとなりました。
当初は浮気して、「地図ロイド」と「山旅ロガー」の組み合わせをインストールして使っていました。しかし、地図表示とロガーという2つのアプリを使用することで、使い勝手はよいとは言えませんでした。また、ログが飛び飛びで記録されていて「ダメだ、こりゃあ」ということで、「ジオグラフィカ」にまたスイッチした訳です。
しかし、iPhoneの時はキチンと取れていたログが、今度は「ジオグラフィカ」でも飛び飛びです。そして発覚したのが、スマホの持ち場所でログが取れたり取りなかったりすること。ズボンのポケットにスマホを入れた場合はGPSの信号を受信せず、手で持ち歩いた時は受信する…。
帰ってからいろいろ調べました。すると私の持っているスマホ(ASUS ZenFone 2 Laser)は、GPS受信に問題ある機種だというのが判明しました。他のユーザーさんが施している処置をまねて、GPS受信機能アップを図りました(これについては実際のところどれくらい上がっているのか、はたまた上がっていないのか検証できていません)。
次のウォーキングでは、スマホを肩掛けポーチに入れて検証。問題なくログを取ることができました。この時にズボンのポケットも確認すればよかったのですが、今となっては後の祭りです。
「ジオグラフィカ」のお気に入り機能
気に入っているのがスピーチ機能。
「ジオグラフィカ」には現在地の情報やルートの情報を音声で教えてくれる機能があります。詳しくは引用部分を読んでもらうとして、ログの記録時には小鳥の鳴き声や、時間ごとのスピーチや歩いた距離などかなり楽しいです。
下記の条件でスピーチ機能が動きます。
- 設定のシェイクスピーチがオンになっている場合はiPhoneを振ると喋り ます。トラックの記録やルート案内を動かしている場合(バックグラウンド動作中)はiPhoneがスリープ状態でも振ればしゃべります。雪山などで画面操作がしずらい場合は重宝します。
- インターバルスピーチがオンになっている場合、指定した時間ごとにしゃべります。
- 地図画面の右上にあるコンパスをタップすると喋ります。
- ルートの設定で到着アラームが音声になっている場合、マーカーに到着すると喋ります。
- 下記の『接近報告』がオンの時に接近報告がオンになっているマーカーに近づくと、その旨をスピーチします。
接近報告
マーカーには『接近報告』というフラグがありますが、それがオンのマーカーに近づくと音声でお知らせします。例えば危険箇所を接近報告オンのマーカーとして登録しておけば、そこに近づいた時に警告してくれるようになります(ただしGeographicaがバックグラウンド動作(トラック記録またはルートが稼働中)をしている時だけです)。
インターバルスピーチ、スピーチ間隔
Geographicaがバックグラウンド動作をしている時、一定時間ごとに情報をお知らせしてくれる機能です。時間は5分、10分、15分から選べます。
ただし、タイマーはGeographicaの画面が閉じた時から開始するので、例えば15分ごとに設定して、画面を10分ごとに確認した場合は全然喋りません。15分間スリープ状態が続いた時に喋ります。シェイクスピーチ、シェイク感度
オンにすると、iPhoneを振ると喋るようになります。振動の感度は3段階で設定出来ます。雪山などiPhoneの画面を操作しにくい時に便利な機能です。なお、振るときはiPhoneを落とさないようご注意ください。
スピーチ内容
時刻、座標、高度、速度、ルート情報
喋る項目を設定出来ます。
ガーミンのeTrex20との使い分け
ガーミンのeTrex20も持っています。以前はウォーキングでもeTrex20を持って出かけていましたが、今ではカメラもeTrex20もなしでスマホだけ。実際、スマホだけでカメラとeTrex20の一台二役。うーん、実際は音楽も聞いているので三役ですね。
eTrex20の駆動25時間は非常に魅力ですが、その他ではスマホが圧倒です。そのバッテリー問題も、予備のバッテリーを用意しちゃえば問題なしですね。ただ、自転車にスマホを付けるのは抵抗があるので、サイクリングではeTrex20を使用でしょうか。
以前、自転車で坂を50Km/hくらいで下っている時にeTrex20がハンドルから吹っ飛んでいきましたが、壊れることなく今も現役です。その堅牢さはスマホの比ではく、eTrex20の圧勝でしょう。
「ジオグラフィカ」の制限解除
無料使用で記録できるログは5回までです。表示キャッシュの容量は100MB固定ですが、制限解除すれば容量を大きくすることができます。実際のところ無料で使用できますが、お金を払う価値があるアプリです。早めに制限解除した方がいいですね。
ホームページ:http://geographica.biz/
アンドロイドでの使い方:https://plus.google.com/+keiziweb/posts/PHyf3bEX96h
コメント