映画『長いお別れ』のあらすじ・感想など

映画

私的評価

映画『長いお別れ』を観ました。
レンタルビデオでの鑑賞です。

認知症と介護という題材で、重苦しい映画を想像しますが、実際はほんのりと優しく温かくなれる映画でした。淡々と進行する内容ですが、眠くなることもなく観られました。
評価としては★三つとしましたが、限りなく四に近い三つでしょうか。

★★★☆☆

作品概要

監督・脚本は中野量太。
原作は中島京子の小説『長いお別れ』。
製作は原尭志、井手陽子。
出演は山崎努、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、北村有起哉他。
2019年の日本映画です。

作品の紹介・あらすじ

初の商業映画監督作「湯を沸かすほどの熱い愛」が日本アカデミー賞ほか多数の映画賞を受賞するなど高い評価を獲得した中野量太監督が、認知症を患う父親とその家族の姿を描いた中島京子の小説「長いお別れ」を映画化。これまでオリジナル脚本作品を手がけてきた中野監督にとっては、初の原作ものとなった。

父・昇平の70歳の誕生日で久しぶりに集まった娘たちは、厳格な父が認知症になったという事実を告げられる。日に日に記憶を失い、父でも夫でもなくなっていく昇平の様子に戸惑いながらも、そんな昇平と向き合うことで、おのおのが自分自身を見つめなおしていく。そんな中、家族の誰もが忘れていた思い出が、昇平の中で息づいていることがわかり・・・。

一家の次女・芙美役を蒼井優、長女・麻里役を竹内結子、母・曜子役を松原智恵子が務め、認知症を患う父・昇平を山崎努が演じた。
映画.com

感想・その他

半年くらい前からか、父親や妹に母親の様子がおかしいと聞くようになりました。
会いに行ってみると、確かに体の異常(手の痺れ)を訴え、何もしなくなり、同じことばかり言っている母親が、私の前に居ました。
整形外科や脳神経内科に通わせたりした結果、やはり認知症(の前段階)が疑わしいとのこと。精密検査を勧められたが、本人は認知症の精密検査だけはなかなか受けようとはしませんでした。
然う斯うしていると、手の痺れが無くなっていき、少しは明るさも増し元気も出てきている感じになりました。ただ、短期記憶(ちょっと前のことが覚えられない)に問題があるのは明らかです。
嫌がる母親を連れて、脳の検査をしました。すると驚くべきことに、脳の顕著な委縮は認められず、認知症ではないと診断されました。
気を良くした母親は、見違えるほど元気になりましたが、聞いたことをすぐに忘れることは治りません。それを、本当に年相応の現象で片付けて良いものかどうか・・・。

母親がこれ以上に酷くなって、世間一般で言われているような介護になったらと思うと気分が沈んだものです。そんな中で観たのが、この映画でした。
この映画では、認知症者と暮らす家族の悲惨な介護という場面は皆無であり、認知症の介護がそんな生易しいものでは無いと思います。
しかし、この映画には、認知症者の家族を前向きにさせてくれるメッセージが溢れているんです。

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