私的評価
映画『散り椿』を観ました。
久しぶりの映画館での鑑賞です。
私は今までの岡田准一の演技を、どうのこうの思ったことはありません。どちらかというと、肯定的に思ってました。しかし、この映画ではどうでしょう。なにか、「やりすぎ」感が鼻に付いて仕方ありませんでした。格好つけ過ぎ、とでもいいましょうか…。
岡田演じる主人公、瓜生新兵衛にはあまり魅力を感じず、感情移入ができませんでした。今度は原作を読んでみて、瓜生新兵衛を感じてみたいと思います。ただ、岡田准一の殺陣は素晴らしいものがありますね。
★★☆☆☆
作品概要
監督は木村大作。
脚本は小泉堯史。
原作は、2017年12月に亡くなった葉室麟の同名の小説『散り椿』です。
主演は岡田准一、その他出演者に西島秀俊、黒木華、池松壮亮ほか。
2018年制作の日本映画です。
カメラマンの木村大作が、『劔岳 点の記』・『春を背負って』に続き、映画監督第3作として手がけたのがこの時代劇映画。脚本は『雨あがる』などの小泉堯史。
作品の紹介・あらすじ
解説
『永遠の0』などの岡田准一が主演を務め、カメラマンのみならず『劔岳 点の記』で監督もこなした木村大作と組んだ時代劇。葉室麟の小説を基に、誰にも恥じない生き方を貫こうとする実直な武士たちの姿を描く。『明日への遺言』などで監督としても活躍する小泉堯史が脚本を担当。『CUT』などの西島秀俊をはじめ、黒木華、池松壮亮、奥田瑛二らが共演している。あらすじ
享保15年、藩の不正を告発した瓜生新兵衛(岡田准一)は、追放の憂き目に遭う。藩を追われた後、最愛の妻・篠(麻生久美子)は病魔に侵され、死を前に最後の願いを夫に託す。それは、かつては新兵衛の友人で良きライバルでもあり、篠を奪い合った恋敵でもあった榊原采女(西島秀俊)を助けてほしいというものだった。
感想・その他
鑑賞日は2018年10月13日の土曜日。チケットを貰ったのでこの映画を観たわけですが、映画館で観るのは久しぶりでした。やはり大きいスクリーンの映画館で観るのは、ワクワクします。午後2時45分の上映時間でしたが、客席はほぼ満席。しかも、客層は年齢が高めの方ばかり。
私(昭和39年生まれ)と同年代かそれ以上の方が、大半を占めていたと思われます。この手の時代劇だからなのか。
考えるに、私の親世代は、若い頃から映画館に行って映画を観る習慣がないと思うんです。なので、若い頃に映画を観に行っても、高齢者ってあまり居なかったように思います。ただ、今の60代や50代の世代は、若い頃から映画館に行って映画を観ているはずなんです。子育てから解放され、金銭的にも余裕があり、映画なんかも気軽に楽しむ。そういう方々が、今の映画界を支えているんだなぁ、と考えた次第です。
この映画で良かったのは、映し出される美しい日本の大自然。日本の美しい四季を観ることができます。
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