鼻洗浄・鼻うがいとは
鼻には、大きなチリや埃が入らないようにフィルターの役目をする鼻毛があり、さらに奥には鼻粘膜があり、それが冷たく乾いた空気を適度な温度と湿度に調節して肺へと送っています。また、鼻粘膜には線毛(せんもう)があり、その上には鼻腺から分泌される粘液があり、鼻毛のフィルターを通過してしまった花粉やハウスダストなどは粘液に付着し、粘液とともにのどへ送り出されます。
鼻洗浄・鼻うがいとは、それら鼻のトラブルの原因となる雑菌・異物、それらが付着した粘液もろともキレイに洗い流すことです。文字通り、鼻でする「うがい」となります。
鼻洗浄を始めた経緯
試してみたかった鼻洗浄の「ハナノア」。そうです、あのタレントの今田耕司さんが鼻から液体を出している衝撃のCMのやつです。海やプールで、鼻から水が入りツーンとした痛みを記憶しているため、なかなか使用に踏み切れませんでしたが、今年のお正月元日にとうとう注文し購入したのです。
そもそもどうして鼻洗浄に興味を持ったのかを説明します。私は、かれこれ30年以上も前から肥厚性鼻炎を患っており、常時どちらかの鼻が詰まっている状態です。それに加え、最近では後鼻漏からくると思われるネットリ系の鼻水が喉に張り付いてるという、とても不快な状態になってしまいました。それらの症状を少しでも楽にしたい、そんな思いから購入を決意しました。
鼻洗浄をしてみて
使いだしてから約二か月となりました。ほぼ毎日使用しています。まずは、使用後の気持ち良さがスゴイです。とてもスッキリします。毎日続けられる気持ち良さです。そして、ふと気付きました。あの喉に張り付くネットリ系の鼻水が無くなったのです。私にとって、それだけでも大変素晴らしい効果となります。ただ、鼻詰まりは以前と変わりありません。
自分流、生理食塩水の作り方
使ってみて一番の問題は洗浄液です。購入時に付属していた専用の洗浄液は数回で無くなってしまいます。購入もできますが、自分でも作ることが分かりました。それが生理食塩水で、今では使用前に毎回作っています。
生理食塩水(せいりしょくえんすい)とは、ヒトの体液とほぼ等張に調製された、塩化ナトリウムの水溶液である。生理食塩液などの名称で呼ばれる場合もある。日本薬局方・処方箋医薬品では、塩化ナトリウムを0.9 w/v%含有する食塩水を「生理食塩液」と定義している。
Wikipedia
つまり、濃度9%の食塩水で代用できるわけです。因みに私はいつも水道水を沸騰させ、250ccのお湯に5gの軽量スプーン半分のお塩(適当です)を溶かして作っています。これで今までに鼻にツーンときたことは一度もありませんが、口に入ると思っている以上にしょっぱいです。そう言えば、涙や鼻水もしょっぱいですよね。
また、怖い話ですが「水道水をそのまま鼻洗浄に使うのは危険」との記述(鼻の粘膜を傷つけたり、水道水にいたアメーバが鼻から神経を介して脳に感染するアメーバ性髄膜脳炎を発症した例が海外にあるそうです)もあり、かならず煮沸した水道水を使っています。しかし、塩素剤が入っているプールと言え鼻から水が入ることもあり、そっちの方が1万倍ほど危なく思えるんですが、そのあたりどうなんでしょうか。
まとめ
鼻洗浄はもう止められません。使用後のスッキリさには快感さえ覚えます。
花粉症状の軽減、風邪予防など、鼻洗浄・鼻うがいはすべての人にお勧めできます。ぜひ、この爽快感を味わいつつ、そのメリットにもあやかっていただきたいと思います。
私が使用している鼻洗浄「ハナノア」とは
小林製薬が販売する鼻うがいをするための商品です。「ハナノア」には鼻から入れて反対側の穴から出すタイプ「ハナノアa」と、鼻から入れて口から出すタイプ「ハナノアa」があります。私はより初心者タイプである「ハナノアa」を購入しました。この他、容器が5倍の容量となる「ハナノアデカシャワー」もあり、最初から「デカシャワー」を買っておけばよかったと後悔しています。
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