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日産オリジナルディスプレイオーディオの購入を考えている方へ

クルマ関係

日産オリジナルディスプレイオーディオ購入の経緯

17年乗った愛車デミオの車検満期日が2020年9月末。購入か車検か迷っているうちに残すところ3週間ばかりとなってしまいました。今後のことを考えて購入を決意。いざ、カーディーラーへ(メーカーの中間決算月ということもあり、欲しいクルマの在庫があり、なんとか車検切数日前に納車の運びとなりました)。

クルマの購入にあたって、「カーナビゲーション機器は必要ない、スマホのカーナビで十分」というスタンスで、それだけは決めていました。

最近はどこのメーカーの車にも、CarPlayやAndroid Auto対応の純正ディスプレイオーディオがラインナップされています。しかし、購入しようとした日産ルークスのカタログには、純正ディスプレイオーディオのオプションが載っていませんでした。

オーディオレスで購入し、自分で後付けを考えていると営業さんに言ってみると、なんと日産もCarPlay/Android Auto対応の純正ディスプレイオーディオの提供を始めており、ルークスにも取り付けができるとのこと。ドライブレコーダーとの連携やインテリジェントアラウンドビューモニターにも対応なので、オプションとして購入しました。


日産オリジナルディスプレイオーディオの機能

日産オリジナルディスプレイオーディオの機能です。

  • ワイドFM/AM、USB音楽/動画、Bluetooth Audio、iPod音楽、ハンズフリー電話
  • AppleCarPlay™/Android Auto™対応
  • バックビューモニター / インテリジェントアラウンドビューモニター対応
  • 純正ドライブレコーダー連動(純正でない場合は接続用コードが必要)
  • ステアリングの操作ボタンが使用可能
  • 3年間6万キロ保障
  • 価格は¥59,800(取付費込・消費税込)

どこを見ても型番を見つけることができません。「日産オリジナル ディスプレイオーディオ」が正式な名称のようです。

それでは、最新機種であるKENWOODのDDX5020Sと比較してみました。
DDX5020Sの方が、値段も安く多機能です。自分で取り付けるのが苦にならない方なら、DDX5020Sに限らず社外製のディスプレイオーディオ機器の方が多機能で良いと思われます。

項目 日産純正ディスプレイオーディオ KENWOOD  DDX5020S
画面サイズ 6.95V型ワイド 6.8V型ワイド
駆動方式 TFTアクティブマトリクス 同左
使用光源 LED 同左
DVDプレーヤー DVD-Video/VIDEO-CD/CD-DA/DVD-R/DVD-RW/DVD+R/DVD+RW
USBコネクタ 前面 背面ケーブル
オーディオ MP3/AAC/OGG/FLAC *全てUSBのみ MP3/WMA/AAC/WAV(USB)/FLAC(USB)
ビデオ MPEG2/MPEG4/H.263/H.264/VC-1/VP8/MJPEG MPEG1/MPEG2/MPEG4/WMV/H.264/MKV
Bluetooth Bluetooth Ver3.0+EDR準拠 Bluetooth Ver4.1
DSP(音質調整) 簡単な音質調整のみ 13バンドイコライザー、クロスオーバー設定
FMチューナー 受信周波数 76.0MHz~99.0MHz 同左
AMチューナー 受信周波数 522~1629kHz 同左
USBミラーリング 対応
AppleCarPlay™ 対応 同左
Android Auto™ 対応 同左
iPod/iPhone 対応 同左
ハンズフリー電話 対応 同左
外部入力端子 RCA端子、φ3.5mmミニジャック
外部出力端子 RCA端子
寸法 206×106×168mm 178×100×153mm
重量 1.6kg 1.8kg
価格 ¥59,800(取付費込・消費税込) \36,000~

USB音楽ファイルの仕様

  • 1フォルダ内の最大ファイル数:2,500(ファイル数+フォルダ数の合計)
  • 1ディア内の最大ファイル数:2,500
  • 表示可能なタグ:トラック名/アーティスト名/アルバム名/ジャンル名
  • タグ表示可能文字数:全角12文字/半角24文字
  • ジャケット写真のファイル規格:PNG形式

使ってみての感想

納車から一か月でまだまだ使い込んでいませんが、現状での感想です。

  • ラジオ:至って普通です。
  • Bluetooth Audio:まず家族のスマホは全部、Bluetooth接続の登録をしました。USBで音楽を聴く前はスマホの音楽をBluetoothで聞いていましたが、なにも問題ありませんでした。
  • USB音楽/動画:動画はまだ観ていませんが、今後も観ることはないかもしれません。音楽は聞いています。そのUSBへの音楽データ(MP3)の作成ですが、WindowsMediaPlayer(以下WMP)でCDからMP3ファイルを作成しました。この機器で問題なく聞けましたが、ディスプレイに表示されるアーティスト名や曲名が文字化けしていました。ネットで調べるとWMPで作成されるMP3のタグはID3v2.3/シフトJISというもので、この機器がシフトJISに対応していなようで文字化けしたようです。そこでフリーソフト(STEP_K)を使いコード変換をしてみると、正常に表示されるようになりました。
  • iPod音楽:未使用
  • ハンズフリー電話:未使用
  • AppleCarPlay™:未使用(子供のiPhoneで接続は確認)
  • Android Auto™:最初は接続できなくて途方にくれました。その原因は接続に使用したUSBケーブルで、データ通信ができないタイプのものでした。まだ一度もナビゲーションはしていませんが、GoogleMapでナビゲーションしたのと同じようなものだと思われます。私はスマホでは「Yahoo!カーナビ」を使っていたので、これがAndroid Auto対応になってくれると嬉しいです。
  • ドライブレコーダー連動:リアルタイム映像の表示や録画ファイルの管理ができます。また、スマホアプリをインストールしてスマートフォン連携(Wi-Fi接続)すれば、スマホでもそれらが可能です。
  • インテリジェントアラウンドビューモニター連動:バックミラー表示との切り替えもワンタッチ。バックミラーと比べ、大きく表示されるのでかなり見やすくなります。
  • バックビューモニター連動:インテリジェントアラウンドビューモニター連動と同じです。
  • モニターの切り替え:インテリジェントアラウンドビュー・バックビューモニターへの切り替えは、シフトレバーをリバースにすれば切り替わりますが、メニューにある「AVM」ボタンをタッチすれば、強制的に切り替わります。「AVM」は Around View Monitor の略でしょうか。

音にこだわる訳でもない私としては機能的には十分ですが、Android Autoのナビゲーションの使い勝手がどうなのか、それだけです。ナビゲーション機能を含め、使い勝手は随時更新させていただきます。

まとめ

外部の入出力端子が無いなど拡張性に欠けますが、AppleCarPlay™やAndroid Auto™で音声アシスタントを使ったナビゲーションが使えます。地図が古くなるということがなく、いつも最新の地図が使用できます。問題としてはスマホの通信量でしょうか。しかし、「高速道路を1時間走行してナビを使っても通信量は数メガバイト」という記述もあり、そんなに心配しなくても良いかもしれません。

気になるのはUSBポートの場所です。前面左下にレイアウトされています。USBメモリスティックやUSBケーブルを挿すのには便利な場所ですが、見た目がよろしくありません。やはりDDX5020Sのように、背面から出たケーブルの方が良いと思います。

ちょっとした機能と値段を我慢できるのなら、純正のメリットである他の機器(ドラレコやバックビューカメラ等)との連動や、ステアリングの操作ボタンが使用できるこの「日産オリジナルディスプレイオーディオ」はありなのではないでしょうか。今のところ、私はこれで満足しています。

不具合報告

2020-11-18

少し前から、シフトレバーをリバースにした時に表示されるバックビューとインテリジェントアラウンドビューの映像が、白くぼやけて映るようになりました。一旦、シフトレバーを他のモードにしてからリバースに戻すと正常になります。バックミラーに映した場合は大丈夫なので、カメラ側の異常ではないように思います。
二つ目の不具合、時計表示を設定しても、いつの間にか設定がオフになっていることがあります。
三つ目の不具合、USBで音楽を聴いていますが、エンジン再起動後はいつも最初の曲(USB音楽の1曲目)に戻ってしまいます。これも最近起きたことで、以前は最後に聞いていた曲からまた聞けました。
日産の営業さんには説明済ですが、まだ見てもらっていません。

2020-11-25

先日の土曜日(2020/11/21)に、日産のディラーですべての不具合を確認してもらいました。そして、交換してもらえることになりました。
しかし、私が使用している個体の問題ではなく、この機種自体のハード的、ソフト的な問題ではないかと、少し疑っています。出たばかりの製品だし、思いっきりC国製でしたから。

2020-12-05

本日(2020/12/5)、購入先の日産ディラーでディスプレイオーディオを交換してもらいました。問題だった三つの不具合は無くなっています。しかし、一か月ほどは注意深く様子見です。

2021-01-23

昨日より、また同じ不具合が発生しました。前回と同じ症状にプラスして、アラウンドビューモニター画面がディスプレイオーディオとバックミラーの両方に表示されるようになりました。また、これはディスプレイオーディオとは関係あるのか分かりませんが、リアのドライブレコーダーがモニターに表示されず、録画もされていないようです。
前回も今回も約二か月で不具合が発生しています。これは絶対にこの機種(ハード・ソフト)に問題があると思います。

2021-02-01

(オーディオディスプレイを作っている)メーカーの方でもこの現象が把握されたようで、修正対応のソフトを作成中とのこと。この機種が出回って、そろそろこの現象が現れ始めたようです。まあ、私が初めから言っていたようにソフトウェアの問題みたいです。機器の方は、完全対応版ではないようですがまた新しいものに交換してくれるようです。

2021-03-01

先週土曜日(2021/2/27)、購入先の日産ディラーでディスプレイオーディオを交換してもらいました。これで三機目のディスプレイオーディオとなります。前回の説明通り、多分、完全対応版ではないみたいなので、また不具合が発生する確率は大だと思われます。

2021-05-06

二回目(三機目)の交換から二か月以上経ちました。今のところ問題なく使えています。

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