スポンサーリンク

RT-90SCA(高儀 EARTH MAN パワールーター)のグレードアップ

工具

ルーターRT-90SCAとは

高儀 EARTH MAN パワールーター RT-90SCA は、工具メーカーの(株)高儀が販売する電動ルーターです。

  • 彫金・精密研磨・ガラス細工等に
  • 細かい研削・研磨等に
  • 電圧:AC100V、周波数:50/60Hz、電流:0.92A、定格消費電力:
  • 無負荷回転数:約~28,000min-1
  • チャック能力:φ2.35mm/φ3.00mm
  • 本体サイズ:約長さ230×幅50×高さ55mm、質量:約0.6kg
  • コード長:約1.8m
  • 定格時間:30分

ホビー用の低価格帯の商品ですが、その中でも 28,000RPM という回転数は特筆ものです。同価格帯商品では、最大回転数が 15,000RPM という商品が一般的です。それだけパワフルにものを削ったり、切断したりできます。

ルーターRT-90SCAの使用感

使用するにあたって一番大切だと思われるのが、回転によるブレ方(振動)と騒音です。
低価格で大回転となればブレが心配されます。高級品と比べる術がありませんが、気になるほどのブレ方はないように思われます。ただ、本体は重くて太い形状のため持ちにくく、使用する場所によっては両腕で支えなければなりませんでした。

次に騒音の方ですが、これも他の機種と比べた訳ではありませんが、かなりうるさいです。しかし、これは仕方ありませんね。

最後に、電源ボタンと回転数コントールボタンの取り付け位置が気になります。使用中はどちらのボタンも操作できません。一度作業を中止して、本体を持ち替えるなどして、ボタン操作をしないといけません。不便と言えば不便です。

ルーターRT-90SCA 一番の問題点

この RT-90SCA は2種類(φ2.35mm/φ3.00mm)のコレットチャックが付いています。固定対象の切削などのビット軸の太さにより、コレットチャックを交換して使用します。本体には、シャフトロックボタンが付いており、コレットチャック交換には便利ですが、付属のビット交換スパナは薄くて役立たずです。ここはちゃんとしたスパナなどを用意して、安全・確実に締め付けを行いたいところです。

そして、この機種の一番の問題点です。上記の通り、2種類のコレットチャックを、対応ビット毎に取り替えなければならない仕様ですが、これがとても面倒で残念なところです。取り付けチャック径に自由度があるドリルチャックが使えるならば、この RT-90SCA ももっと便利に使えるはずです。

ルーターRT-90SCAの改善方法

「プロクソン(PROXXON) 小径ドリルチャック1個 【取り付可能サイズ0.5~3.2mm】」が取り付けられるという情報の元、購入し取り付けてみました。本体先端のカバーが付かなくなり、見た目がちょっと悪くなりますが、機能的な問題はありません。


φ3.00mmビットを取り付けた場合


φ2.35mmビットを取り付けた場合

非常に便利になりました。コレットチャック取り付けのための工具が必要なくなり、指だけできっちりとビットを固定できるようになりました。これで、作業性が五割増しとなりました。

コメント