スペシャルドラマ『北の国から ’83冬』(再見)のあらすじ・感想など

ドラマ

フジテレビ制作のスペシャルドラマ『北の国から ’83冬』を観ました。
DVDでの視聴です。
プロデューサーは中村敏夫。
原作・脚本は倉本聰。
出演は、田中邦衛。

五郎(田中邦衛)とクマさん(南雲佑介)は11月から東京に出稼ぎに出て、純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)はけなげに小屋で留守を守って暮らしていた。その五郎たちが、わが家で正月を迎えるために歳末に帰ってきた。大喜びの純と螢。だが、大晦日から正月休みに、純たちの周辺で次々に問題が起こってきた。まず、みどり(林美智子)の息子の正吉(中沢佳仁)が家出したこと。友達の純や螢がほうっておけるわけはない。やっと見つかった正吉は純の家で正月を迎える。そのころ、部落には30年ぶりで沢田松吉(笠智衆)という老人がふらりと現れる。昔、この麓郷を開拓した草分けの一人で、一度は成功したが妻子を捨てて女と駆け落ちしてしまって以来、消息のなかった人だ。麓郷に身寄りは街のラーメン屋で働く孫娘妙子(風吹ジュン)がいるだけだ。東京で大成功したということだがどこか話がおかしい。そこへ突然、五郎に難題が持ち上がる。みどりの借金の連帯保証人として、700万円の返済義務を負わされてしまったのだ…。
『北の国から ’83冬』BSフジ

少し純の声に違和感を感じたこのドラマ。
これ以降、純と螢はどんどんと大人に成長していくことになります。

さて、この「’83冬」ですが、なんと言っても笠智衆さん演じる沢田松吉です。
開拓時代は豆で大成功して豆大臣と呼ばれていたが、女を作って家族を捨てて東京へ行った伝説の人。
東京でも羽振りが良かったこともあったようだが、30年ぶりにひょっこり麓郷に帰ってきた。
とまあ、そんな人物設定でした。
でもこの松吉、東京に行く前の記憶しかないような感じなのです。
東京へ行って、いろいろあったのでしょう。
東京へ行ってからは、後悔の日々を送っていたのではないかと思われます。
そんな強い郷愁を持ち続けて30年、とうとう自分の都合の悪い記憶を自分から締め出してしまった。
ボケと言われればそうでしょうが、これは心の病気だと、私はそう考えるんです。
松吉が、純たちにお年玉をあげるのですが、それが50円。
1983年でも50円はないですよね。
そこからも分かるように、記憶は30年前までなんですね。
ただ、お年玉を2回もあげるあたりは、歳相応のボケも入っているんでしょう(笑)
最後の松吉が雪の中で豆を蒔くシーン。
唯々、松吉の自身では自覚していない「強い後悔の念」「強い郷愁」を感じずにはいられません。

借金の話を聞いてしまった正吉。
それで拗ねた態度をしてしまい、五郎の怒りを買ってしまいます。
借金のことでストレスが溜まっていた五郎、正吉に辛くあたってしまうんですね。
そうそう、これが人間ですよね。
ドラマを観ていると「なにも子供に当たらなくても」と思いがちですが、自分ならもっと酷いことしていたかも・・・。
そんなふうに思いました。

★★★★☆

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