私的評価
2019年度版、3時間スペシャルドラマが放送され、視聴しました。
『渡る世間は鬼ばかり』は、連続ドラマとして放送が終了になったのが2011年で、それから単発ドラマとして、毎年放送されています。因みに、 2018年度版はこちらです。
このドラマの後で話題になったのが、えなりかずきさんと泉ピンコさんの確執です。本当かどうか分かりませんが、同じ画面に入っていることはありませんでした。この先、野田家の子供たち(あかりと武)のように、眞もフェードアウトしていくのか、来年のドラマが楽しみです。それにしても、今回のドラマで一番「えっ!?」と思える人間だったのは、眞の嫁の貴子(清水由紀)ですね。昨年は子供を残して家出するし、今回もです。やはり親の反対する結婚はイケません。
★★★☆☆
作品概要
プロデューサー石井ふく子。
ディレクター・監督は清弘誠。
脚本は橋田壽賀子。
出演は長山藍子、前田吟、馬渕英里何、泉ピン子、角野卓造、えなりかずきほか。
2019年5月放送で、TBS制作のテレビドラマです。放送開始から30年目を迎えた国民的人気番組『渡る世間は鬼ばかり』のスペシャルドラマ。世代交代した「幸楽」で、五月が料理をこぼすミスをして娘に怒られてしまう…。
作品の紹介・あらすじ
橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の新作が令和元年の今年も放送決定!
平成2年にスタートし、ドラマ誕生から30年。平成時代を通して親しまれてきた名物ドラマが令和の新時代にも引き継がれることになりました。弥生(長山藍子)、五月(泉ピン子)、文子(中田喜子)、葉子(野村真美)、長子(藤田朋子)の岡倉家5人姉妹とそれぞれの家族の悲喜こもごもを描いて、多くのファンに支えられてきた『渡鬼』。放送開始当時は幼かった子どもたちも成長し、社会人となってそれぞれ家庭を持つようになりました。
ドラマはその時々の世の中の空気をとらえ、さまざまなメッセージを物語に反映させながら登場人物を描いてきました。これまでもそれぞれの家庭の諸問題をリアルに投影してきましたが、令和にはどのようなストーリーが展開するのか、興味の尽きないところ。
今作が通算511作目となる橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』にぜひご期待ください。
感想・その他
とにかく楽しいドラマです。今年も家族で、あーだこーだ言いながら楽しく観させていただきました。
相変わらずの「もういいって、分かった分かった…」的な、今までの事柄を延々と説明するセリフ回しも健在でした。もちろん岡倉家5人姉妹もいろいろと頑張ってます。その時々の時事ネタなんかをぶっ込んでくる渡鬼ですが、今年はちょっと遅くないかいと思える「スマホ」とか「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」なんかが入ってました。
そんな渡鬼ですが月日の流れを感じたのは、野村昭子さん演じるタキさんの衰えと、藤田朋子さん演じる長子(岡倉家5女)の長女である日向子が結婚するほの歳になったこと。子供だ子供だと思っていた日向子は、もういっぱしの女であり、それなりの化粧を施せばキレイな人なんでしょうね。野村昭子さんは92歳という年齢だそうです。そう考えれば逆に、その割にはしっかりしているなという印象です。
それに比べ、泉ピンコさんのたどたどしいセルフ回しは、年々酷くなっています。スラスラとセリフが出てこないんですよね、もう…。昨年11月に亡くなった赤木春恵さんが演じていたキミも、今回のドラマの中の冒頭で四十九日法要が営まれているという設定でした。岡倉家5姉妹の子供たちももう大人になり出演も少なく、出ているのは年寄りばかり。だんだんと寂しくなるのは仕方ないところです。
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