NHK土曜ドラマ『きよしこ』のあらすじ・感想など

ドラマ

私的評価

NHK土曜ドラマ『きよしこ』を観ました。
NHK総合で2021年3月20日午後9時より放送されました。

原作が重松清で、NHKドラマなら観ないという選択肢はありません。勢い勇んで観始めましたが、期待が大き過ぎたのか、期待外れでした。決してダメなドラマではありませんが、一度も涙が流れることはありませんでした。

★★★☆☆

作品概要

原作は重松清の『きよしこ』。
制作統括は海辺潔(NHK)、三上絵里子(AX-ON)。
脚本はいとう菜のは。
出演は安田顕、西田尚美、吹越満、貫地谷しほり、菊池風磨他。

小説家の白石清は吃音を抱えていたが、その彼の元に「きつ音なんかに負けるなと息子を励ましてほしい」という手紙が届いた。自身の少年時代の話を小説にして、それを少年への励ましとする。

作品の紹介・あらすじ

小説家の白石清(安田顕)の元に吃音の息子を持つ母親から「吃音なんかに負けるなと息子を励ましてもらえないか」という手紙が届いた。白石は幼い頃に思いをはせ、担当編集者の野村(菊池風磨)に「個人的な話を書かせてほしい」と告げる。先輩編集者の室井(吹越満)はその言葉の意図を察していた。
白石は少年時代から吃音を抱えていた。特にカ行とタ行が苦手で自分の名前「きよし」さえつっかえてしまう。父・賢一(眞島秀和)の仕事の都合で何度も転校をし、自己紹介の度にクラスメイトから笑われる経験があったのだ。
小学1年、初めての転校でそのつらさを感じたきよし。母・曜子(貫地谷しほり)からクリスマスプレゼントに何を欲しいか聞かれた時も、本当は魚雷戦ゲームが欲しかったのに、“ぎ”で始まるために言いだせず、「飛行船でいいのね」と念を押されても答えられなかった。友だちにも家族にも思っていることを言葉にして伝えられないきよしは、なんでも話せる友だちが欲しかった。聖歌の「きよし この夜」を「きよしこ の夜」と勘違いして想像した“きよしこ”が理想の友だちだ。いつか子ども部屋の窓をたたいて現れてくれないか、“きよしこ”とならスラスラしゃべれるのに…。
しかし現実のきよしのクリスマスは、子ども会で意地悪をされ、家では父親から「飛行船」をプレゼントされる、悲しい思い出の日となってしまった。自分の思っていることを伝えられないもどかしさに苦しむきよしの前に、“きよしこ”が現れる…。

表題の「きよしこ」のほか、孤独なおっちゃん(千原せいじ)との交流を描いた「どんぐりのココロ」。好意を寄せてくれる地元の女子大生(福地桃子)とも家族とも離れた東京への進学を選ぶ決意と旅立ちを描いた「東京」の3編を中心に、大人になった白石がいまだ吃音を抱えながらも妻の早織(西田尚美)との温かい生活の中、一冊の本を書き上げるまでを描く。

NHKドラマ

感想・その他

何気に千原せいじさんが良かったです。役者顔負けの自然体の演技が心に残りました。私が子供の頃にも神社の社務所裏に、いわゆる「昭和のおじさん(乞食)」が住み着いていました。このドラマのような子供との触れ合いがあったのかどうかは分かりませんが、私の周りの子供たちは皆、その昭和のおじさんを警戒していました。それは親たちからの言いつけがあったからではないでしょうか。このドラマで、母親役の貫地谷しほりさんが注意していたのと同じです。記憶は定かではありませんが、いつの間にか昭和のおじさんは居なくなってしまいました。多分、大人たちから立ち退きを要求されたのでしょう。しかし、このドラマで千原せいじさん演じた昭和のおじさんのように、とても心優しい大人だったのかもしれません。千原せいじさんの演技を観ながら、そんなことを考えていました。

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