私的評価
イギリスの犯罪ドラマテレビシリーズ『埋もれる殺意』シーズン1,2を観ました。
Amazonプライムビデオでの視聴です。
派手な演出やアクションもなく、淡々とドラマは進行しますが、それが返って我々視聴者をドラマの中へ引き込みます。ヒントのように最初で容疑者が数人割り出され、我々にも推理する楽しさがあり、一気観間違いありません。
★★★★☆
作品概要
監督はアンディ・ウィルソン。
脚本・製作はクリス・ラング。
主演はニコラ・ウォーカー、共演者にはサンジーヴ・バスカー、トレバー・イブほか。
シーズン1『埋もれる殺意~39年目の真実~』(全6話)は2015年に放送。
シーズン2『埋もれる殺意~26年の沈黙~』(全6話)は2017年に放送。
イギリスの犯罪ドラマテレビシリーズです。2人のロンドンの刑事、キャッシー・スチュアートとサニル・カーンと仲間が、忘れ去られた失踪・殺人事件を解決していきます。
2020年度現在、シーズン3まで放送され、なんでもシーズン4も予定されているようです。
作品の紹介・あらすじ
『埋もれる殺意~39年目の真実~』
あらすじ
取り壊された建物の地下室から白骨遺体が発見された事から始まる。容疑者は4人、牧師のロバート、認知症の妻と暮らす車椅子生活のエリック、実業家のフィリップ、夫婦でサッカーチームを支援するリジー。39年前の未解決事件の真相を探るべく、警部キャシーと相棒サニーを中心とした捜査チームが動き出す!
誰もが持つ秘密…その秘密を守ろうとする行為が捜査を遅らせる中、身近な人の秘密が明らかになった時、家族や周りの人はそれらを受け入れることが出来るのか…。苦悩や葛藤、後悔など、様々な感情が描かれている本作。はたして、キャシーたちは事件の真相にたどり着くことはできるのか…⁉
『埋もれる殺意~26年の沈黙~』
あらすじ
ロンドン北東部の川でスーツケースに入った遺体が発見され、キャシーとサニーは現場へ向かう。遺体は鹸化し保存状態はいいが、死亡時期の特定は難しい。遺留品の腕時計の内ふたに「W・スミス」という職人の署名と2つの修理日が刻まれてあり、遺体の胸腔にはさびた刃先とポケベルの残骸が残っていた。サニーはロンドン中心部の時計店を回り、W・スミスの関係者を突き止め、取引記録からD・ウォーカーという人物が浮上して……。
感想・その他
最初に、容疑者として4人ほど特定されますが、それぞれがとても怪しい人たちで、なにかを隠しているのは間違いありません。それは現在の生活を守るためであったりするわけで、ドラマの中とは言え、容疑者それぞれが、人に言えない過去を抱えながら生きています。実際我々も、大なり小なり人々はそんなものを抱えて生活していますが、殺人容疑と天秤にかけるほどの過去を持っている人って、いったいどれくらいいるんでしょうか…。
よく出てくるのがLGBT。とくにこのドラマでは男同士の「G」です。海外ものの映画やドラマでよく扱われている気がします。私としてもLGBTに偏見を持っているわけではありませんが、これをトレンドのように扱う最近のドラマや映画には、ちょっと違和感を覚えています。この『埋もれる殺意』シリーズでも、1,2両方ともそれが入っていて、ちょっとやり過ぎの感がありました。
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