井上理津子著『葬送の仕事師たち』を読んだ感想

私的評価

井上 理津子/著『葬送の仕事師たち』を、図書館で借りて読みました。

火葬場の裏側ではどんなことがされているのか…。そんなことも分かり、とても興味深く読むことができました。身近な人が亡くなった時に、なにかと参考になると思いました。

★★★★☆

『葬送の仕事師たち』とは

葬儀社社員、納棺師、エンバーマー、火葬場職員……。
その目を通し「死」を見つめる。
葬儀業界の市場は右肩上がりの1兆6000億円。規模は拡大を続け、家族葬、直葬、合理化と、その形態は多様化している。
一方で、団塊世代が80歳代となる「超多死社会」が間近に。「死」の現場に携わるプロたちの「生の声」、尊厳をもって送るとは。
自らを語ることがあまりなかった職種を通し、葬送の実際をルポする。

目次
第1章 「葬儀のプロ」を志す若者たち
第2章 それぞれの「葬儀屋稼業」
第3章 湯灌・納棺・復元の現場
第4章 エンバーマーたち
第5章 火葬場で働く人々
第6章 「超多死社会」に向けて

著者紹介
井上理[イノウエ リツコ]
1955(昭和30)年、奈良市生まれ。人物ルポや旅、酒場、出版などを主なテーマに執筆を続ける。12年にわたる取材を経て、2011年に刊行した『さいごの色街 飛田』は大きな話題を呼んだ。他の著書に『遊郭の産院から』『名物「本屋さん」をゆく』『旅情酒場をゆく』『はじまりは大阪にあり』『大阪下町酒場列伝』『親を送る』『すごい古書店 変な図書館』『夢の猫本屋ができるまで』『いまどきの納骨堂』、共著に『関西名物』『新版 大阪名物』などがある。

Amazon(葬送の仕事師たち)

感想・その他

本当に知らないことばかりだった葬送という仕事。人間が死んだ後は腐敗との闘いとなり、いかにキレイな状態で火葬までのお別れ時間を作れるか。それが葬送という仕事に携わる仕事師たちの腕の見せ所でもあります。エンバーミングを習う学生、葬儀関係者、火葬場で働く人たち。そんな仕事に従事されている人たちのインタビューを纏めたのがこの本です。

一番興味深かったのは、日本でも増えてきているというエンバーミングという施術。遺体を衛生的に保全できる施術のこととなります。エンバーミングすることにより、遺体を一定の期間衛生的に保全でき、生前と変わらいな姿にすることができるます。簡単に言うと、薬剤を動脈から注入して血液と入れ替え、腐敗を遅らせる技術となります。アメリカではかなり前より施術されており、普及率も高いようです。そのアメリカでは遺体を椅子に座らせて、お別れに握手させている事例もあるようです。これからどんどん日本でも増えていくことでしょう。


葬送の仕事師たち (新潮文庫)

コメント

  1. nikki より:

    コメントありがとうございました。どこかで見覚えがある記事。
    人違いでしたらごめんなさい。

  2. まえつね より:

    nikkiさん
    間違いありませんよ(笑)