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喜多川泰著『運転者 未来を変える過去からの使者』を読んだ感想

小説

私的評価

喜多川泰著『運転者 未来を変える過去からの使者』をAmazonのPrime Readingで読みました。

購入した本や、図書館で借りた本が無くなった時は、AmazonのPrime Readingで面白そうな本を探して読んでいます。そんな中でダウンロードしたのがこの『運転者 未来を変える過去からの使者』でした。この前にPrime Readingで読んだ近藤史恵さんの『昨日の海は』も面白かったし、プライム会員で無料で読めるPrime Reading最高です(もっと本の数が増えるといいけどな)。

なんだか心が温まり、ホッとする物語でした。「運」は良いや悪いではなく、貯めて使うこと。そして貯めた運は次世代に残しておける。そんな風に思うことができれば、ちょっとばかり運がなくても前向きになれるかな、そう感じることができました。それにしても私は、30歳くらいまでに借金をして運を使い果たし、それから使い果たした運を返済している感じの今現在です。

★★★★☆

『運転者 未来を変える過去からの使者』とは

内容紹介
出版社はディスカヴァー・トゥエンティワン、発売日は2019年4月4日。

報われない努力なんてない!
累計80万部 喜多川泰、渾身の感動作!

中年にして歩合制の保険営業に転職し、二年目の修一。
しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。

ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、
いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。

妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない。
娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。
さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、
母からの電話が心にのしかかる。

「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」

思わず独り言を言ったそのとき、
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。

それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――?

著者紹介
喜多川泰[キタガ ワヤスシ]
1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。1998年横浜に学習塾「聡明舎」を創立。人間的成長を重視した全く新しい塾として注目を集める。2005年『賢者の書』(ディスカヴァー)にて作家活動を開始。『君と会えたから…』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』(以上すべてディスカヴァー)など続々とベストセラーを発表する。2013年には『「また必ず会おう」と誰もが言った。』(サンマーク出版)が映画化され全国一斉ロードショー。他にも『心晴日和』(幻冬舎)、『書斎の鍵』(現代書林)など、意欲的に作品を発表。その活躍は国内にとどまらず、中国、韓国、台湾などでも人気を博す。

紀伊國屋書店

感想・その他

この本を読んでいる最中、「運がいいとか悪いとか」と文中に出て来るたびに、さだまさしさん(グレープ)の名曲「無縁坂」が私の頭の中で流れていました。この歌の歌詞に「運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど」というのがあるんです。

この歌の主人公の母親は、いかにも薄幸で運を使わずに一生を終えた感じです。しかし、この本から考えれば、使われなかったであろうたくさんの「運」はこの歌の主人公に残されたのではないでしょうか。そう考えれば、この母親も子供のために頑張って「運」を貯めたということで、決して不幸せではなかったことになるんでしょう。

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