三浦しをん著『神去なあなあ日常』を読んだ感想

小説

私的評価

三浦しをん著『神去なあなあ日常』を読みました。
映画『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』を観て、面白かったので原作を読んでみました。
著者は、三浦しをん。

都会のこと、田舎のこと、仕事のこと…。いろいろと考えさせられますが、それでいてユーモア溢れる内容です。主人公が高校卒業した若者なので、この若者を受け入れる「清一さん」側の小説も読んでみたいと思いました。

★★★☆☆

『神去なあなあ日常』とは

『神去なあなあ日常』(かむさりなあなあにちじょう、The easy life in KAMUSARI )は、三浦しをんによる日本の青春小説。『本とも』にて2007年7月号から2008年7月号まで連載され、加筆修正の後、2009年に徳間書店より刊行された。本屋大賞で第4位。2012年に続編『神去なあなあ夜話』が刊行され、発行部数はシリーズ累計で35万部を超える[1]。
2010年にNHK-FM放送「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化、2014年に『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(ウッジョブ かむさりなあなあにちじょう)のタイトルで染谷将太主演で映画化された。
また、2014年9月12日から14日にかけてアメリカ合衆国・ロサンゼルスで開催されたLA EigaFest 2013では招待作品として上映された。

あらすじ
高校卒業後の進路を決めていなかった平野勇気は、卒業式終了後に担任から就職先を決めておいたと言われ、母親からは恥ずかしいポエムを暴露すると半ば脅される形で家を追い出され、どんな仕事をさせられるのかも分からないまま、三重県の神去村へとやってくる。
列車を乗り継いで着いた先は、見渡す限り山が続く、ケータイの電波も届かない田舎。勇気が就職することになったのは、中村林業株式会社。山仕事に関しては天才的な才能を持つ飯田ヨキの家に居候しながら、ベテラン社員に付いて現場に出た勇気を待っていたのは、広大な山の手入れ。過酷な山仕事に何度も逃げ出そうと試みるもあえなく失敗、ヒルやダニとの戦い、花粉症発症など、辛いことはたくさんあれど、それらを凌駕する雄大な自然に勇気は次第に魅了されていく。さらに勇気は、神去小学校の美人教師・直紀に高望みの恋心を抱き、玉砕しても諦めずに想い続ける。そして、神去村で48年に一度行われる神事オオヤマヅミに、勇気も参加することになる。

Wikipedia(神去なあなあ日常)

著者等紹介
三浦しをん[ミウラ シヲン]
1976年、東京生まれ。2000年、書き下ろし長編小説『格闘する者に○』でデビュー。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞。2012年、『舟を編む』で本屋大賞を受賞。2015年、『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。小説に、『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『仏果を得ず』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『政と源』など。エッセイに『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『ふむふむ おしえて、お仕事!』『本屋さんで待ちあわせ』など、多数の著書がある。

徳間文庫

感想・その他

映画を先に観ているので、どうしても登場人物が映画の出演者になってしまう。親方の清一さんは、映画の光石研とはちょっと違うかな。とくにキヨの伊藤英明はピッタリ。それにしても伊藤英明は、デビュー当時のひ弱な感じから、すっかりワイルド系の俳優となりました。

最後に、この小説にはヒルやダニについても書かれています。昨今、ニュースにもなっているマダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。しかし、ここには噛まれないように予防はしているものの、そんなに深刻に考えていなように書かれています。これは小説だからなのか、実際の山仕事従事者たちにはSFTSなんて、ホントに気にしていないのか。そのあたり、気になりました。

都会暮らしゆえの感じ方か、こんな生活もいいな、なんて思ったりしました。


神去なあなあ日常 (徳間文庫)

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