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伊藤薫著『八甲田山消された真実』を読んだ感想

伊藤薫/著『八甲田山消された真実』を読みました。

中学生の頃に観て、とても印象に残った映画の一つである『八甲田山』。
それからテレビで放映されるといつも観ていました。
もう何年も前になりますが『八甲田山 完全版』なるDVDも購入し、いつでも観られる状態です。
20代の頃には、オートバイで青森県へ行き、雪中行軍遭難記念像の前で記念撮影もしました(ずっと、この象は神成大尉だと思っていましたが、最初に発見された後藤房之助伍長ということが、この本で分かりました)。

その後、新田次郎の原作『八甲田山死の彷徨』を読みました。
高木勉著の『八甲田山から還ってきた男―雪中行軍隊長・福島大尉の生涯』も数度読みました。
そして、この『八甲田山消された真実』という本の存在を知り、図書館で借りてきました。
フィクション要素が多い『八甲田山死の彷徨』ではありますが、読み物としては一番面白いのはこの本ですね。
まあ、著名な作家さんが書いているので当たり前と言えば、当たり前ですが。
『八甲田山から還ってきた男・・・』の方は、福島大尉の親戚筋の人が書いているので福島大尉寄りの内容になっています。
しかし、この本により私の八甲田山の雪中行軍遭難に対する感じはかなり変わりました。
そしてこの『八甲田山消された真実』です。
本としては、ちょっと読みにくいです。
膨大な資料を丹念に調べ上げ、それを文書にしたのでしょうが、それをうまく表現できていないような感じです。
そして、この本ではほとんどの人物を糾弾しています。
第5連隊の津川連隊長や、第31連隊の雪中行軍を成功させた福島大尉まで。
著者が陸上自衛隊青森第五普通科連隊の元自衛官だったから、と勘繰りたくもなりました。

津川連隊長に関しては分かりますが、福島大尉に関してはかなり著者の主観が入っているようで納得できませんでした。
福島大尉に対しては、かなりの部分で「こじつけ」があるように感じられ、それが残念です。

★★★☆☆

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