ローラー台とは
またの名を「サイクルトレーナー」と言います。要は室内で自転車漕ぎをする機械・器具で、通常は自転車をセットして使います。
自転車の後輪(タイヤやリム)になにかしらの負荷をかけることにより、真夏や真冬、雨などで、外を走れないとき、走りたくないときにのトレーニングとして使用します。
最近ではスマートトレーナーと呼ばれる、パソコンやスマホのアプリなどと連動し、出力計などの各種測定装置を組み込んだローラー台も存在します。
ローラー台の種類には下記の三種類があります
三本ローラー台
なんと言っても一番手軽に行えるのが、この三本ローラー台です。自転車の固定がなく、三本のローラーに自転車を載せるだけで利用できます。しかし、大変なのがこのローラー台を使い熟すまでとなります(私は使ったことがありませんが…)。
自転車を固定せず、二本のローラーの間に後輪を、一本のローラーの上に前輪を載せるローラー台。前後のローラーはベルトで連結しており、後輪が回転するとローラーを介して前輪も回転し、それに伴うジャイロ効果で自転車を安定させる。自転車を固定しないことから実際の走行感覚に近く、ペダリングやバランス感覚などの技術の向上につながる利点があるが、慣れていない人はバランスを崩して転倒するおそれがある。競輪選手は出走前のウォーミングアップに三本ローラーを用いることが多い。
固定式ローラー台
私が以前、現在使っているのがこの方式のローラー台です。
以前使用していたのは、リム(ブレーキシューの当たる部分)を両側からローラーで挟むリムドライブ式で、現在使用しているのは後輪のタイヤにローラーを接地させるタイヤドライブ式です。
自転車の設置が手間なので、ローラー台専用の自転車を用意するのが良いと考えます。
前後輪を固定し、さらに後輪の車軸をローラー台に固定して用いるローラー台。負荷の掛け方により、後輪のタイヤに接するローラーで負荷をコントロールするタイヤドライブ式と、後輪のリムに接するローラーで負荷をコントロールするリムドライブ式に区別される。誰でも容易に乗ることができるが、自転車を完全に固定するため、実際の走行感覚からはほど遠い。また、タイヤを経由しないで車軸を介して自転車のフレームにライダーの体重などの負荷が直接かかるため、超軽量フレームやカーボンファイバー製フレームの場合はフレーム破損に注意が必要である。
Wikipedia(ローラー台)
ダイレクトドライブ式ローラー台
これは下でも書かれている通り、後輪が必要のないローラー台です。値段がべらぼうに高く、ほとんどがスマートトレーナーとして機能します。このローラー台も固定式と同じで、ローラー台専用の自転車があれば便利です。
固定式ローラー台から派生した形式。自転車の後輪を取り外し、ローラー台を後輪の代わりに自転車に直接装着する。負荷はローラー台内部の磁石やオイルなどによって付加する。自転車用タイヤやローラーなどを用いないために静粛性に優れる。
新しいローラー台購入のきっかけ
今から14年ほど前(2006年)に購入した、ミノウラの「E-RDA-1050R パワーマチック」というローラー台です。当時も三本ローラー台と、同じ固定式でもタイヤドライブ式とで、かなり迷いました。最終的にはタイヤが必要でないリムドライブ式となりました。
リムドライブ式には、Vベルトというローラーと負荷装置を繋ぐベルトがありますが、これが結構ボロボロになります。最初の時はメーカーであるミノウラに問い合わせましたが、汎用品のK-16というVベルトが使われている聞き、ネットでそれを購入し自分で交換しました。以後、3回ほど、ボロボロになる度に交換しています。
しかし、だんだんと負荷装置辺りから焦げ臭さを感じるようになり、今回の買い替えとなりました。
タイヤドライブ式に替えてみて
まずは固定式ローラー台の中でも、私が十数年使用したリムドライブ方式のローラー台について。これからリムドライブ式のローラー台を選択する人は、まずそうはいないと思われます。買える機種も、2020年3月現在、ミノウラのRDA2429-Rが市場流通在庫のみとい状態です。もう絶滅したと言っても過言ではありません。
両方を使ったから言えますが、なぜリムドライブ式が消えていったのか。その辺りの理由がよく分かりました。それは凡そ自転車を漕いでいるという感じが希薄なのが原因だと考えます。ただ、リムドライブ式の最大のメリットは、タイヤドライブ式だとよく減ると言われるタイヤが必要ないこと。タイヤ無しのホイールでこと足ります。
ZWIFT(ズイフト)などで体験できるバーチャル空間で自転車ライドを楽しみたい方は、固定式のスマートトレーナーを選択しましょう。私のようにお金が無い、テレビや映画(Amazonプライムなど)を楽しみながらユルユルとローラー台したい人は固定式ローラー台を。真剣にローラー台トレーニングを行いたい方、実走間を求めたい方は、三本ローラー台にしましょう。
これがリムドライブ式の「E-RDA-1050R パワーマチック」です
今回購入したのがMagRide-Q
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