振れ取り台とは
PARKTOOLの振れ取り台TS-8。
振れ取り台とは、自転車のホイールの歪み(振れ)を修正する道具です。
同じPARKTOOLの振れ取り台でも、TS-2.2という製品が一般的な製品ではないでしょうか。私が購入したTS-8は簡易的な製品となります。
TS-2.2が欲しかったのは当たり前ですが、いざ買う段階になると情けないことに値段が安いTS-8になってしまうんですね、これが…。
購入は2012年でしたが、現在ならPWT WTS12なる製品が機能と価格のバランスが良く、今買うならこれですね。値段はTS-8よりも安く、Amazonのカスタマーレビューも上々。画像を見た感じも良さげです。
PWT 振れ取り台 WTS12
PARKTOOL TS-8について
では本題のTS-8です。
ホームメカニックのために設計された振取台です。
■適応ホイールサイズ:16”~29”(タイヤを取り付けた状態で使用可能)
■適応ホイールハブ幅:170mmまで
HOZAN
「ホームメカニック」というのがミソですね。
それでは、今まで使ってみての感想です。
緑色の丸の部分
組み立て時、下の黒い台座を四つのボルトで留めますが、右側の一つがどうしても最後まで入りませんでした(後日、このボルト4個をホームセンターで購入したボルトと交換しています)。
赤色の丸の部分
ハブの長さに合わせる部分。
ここはネジで押さえつける構造になっていますが、押さえ付けが弱いと先端部が下がって平行になりません。とういか、どこの位置で水平なのか分りません。数ミリの調整の道具で、これはいただけない作りです。
この押さえつけのネジも、取っ手の付いたネジと交換しました。
オレンジ色の丸の部分
縦横の振れを測るゲージになりますが、これの動きが鈍く、スムースに移動してくれません。
かなりのストレスとなります。
まとめ
全体的にシッカリ感、キッカリ感が足りない感じです。もう少し精度が欲しいところです。
特に赤丸の部分、移動アームのグラグラは致命的だと考えます。私の対処方としては、移動アーム下に紙を入れてグラつかないようにしています。
また、移動アームを止めるネジがマイナスドライバを必要とし面倒です。これはホームセンターでノブの付いたネジを買ってきました。
あと、ゲージ(オレンジ色の部分)が左側にしか付いていないため、ホイールのセンター出しは面倒です。センター出しのため、ホイールを前後入れ替えなければなりません。
ということで、欠点ばかりになってしまいました。簡単な振れのチェック、そんな使い方が良いのではないでしょうか。しかし、私はこれでホイールを7回ばかり組みました。プロではありませんので、多分それなりのホイールだと思います。しかし、何千キロと走っていますが、今のところは問題ありません。
もちろん安全走行のため、定期的にこのTS-8でホイールチェックしているのは言うまでもありません。
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